不安でいっぱいな教習所通い
私は、二十歳の時に教習所に通っていました。
免許を取ろうとしと動機は、そんなになく結構簡単に取得出来ると思って通いだしました。
一番最初に、教習車に乗った時の事はとてもよく覚えています。
教官の人がかなり年配で、言葉が何を言っているのかよく分からなく、いきなり運転席に座らされ
「走りなさい」といわれました。
でも一度もハンドルを握った私は、ハンドルをどっちに回したらいいのか分からなく
教習所内の道を脱線してばかりでした。
そんな、私の姿を見て教官は私を車から下ろし、まずはオモチャみたいなハンドル操作を練習する物で練習をしましたが、なかなか上手くいかなくて、その帰りはかなり落ち込みました。
私は、みんなみたいに本当に免許を取れるんだろうかと考え込みました。
でも、次に当たった教官はとても分かりやすく教えてくれる人で、何とか教習所内の道路を回れるくらいになりホッとしたのを覚えています。
それからは、自分でも驚く位上達していき、仮免許の実技の時でも、苦手なクランクや縦列駐車も
上手くいき、晴れて路上に出る事ができました。
路上に出た時のスピード感はまるでジェットコースターを乗っているかのようで、驚きの連続でした。
でも、割とスムーズに教習は進んでいきました。
そして、いよいよ最後の試験の時、ずっとスムーズに行っていていい感じで教習所に戻ろうとした
瞬間、私は横断者がいるのに止まるのを忘れてしまい、あっけなく落とされました。
でもその後は、実技も筆記試験も上手くいき何とか免許を取得する事が出来ました。