教習所で免許を取得しよう

教習所で免許を取得しよう

教習所に通わせてくれた母には感謝

運転免許を取るつもりはなかった私です。だれかに車に乗せてもらえばそれで良いと楽に考えていました。しかし私の母は40歳も過ぎた頃に車の免許はこれからの時代には女性にとっても必要、と考え、努力をかさね、免許を取得した人です。当然私も免許を持つべきだと考え、私の知らない間に教習所に通う事が決定していました。18歳の秋頃の出来事でした。

免許が欲しいと考える人は高校を卒業した春休みの間に皆さん集中して取りに来るので私が通い出した頃は教習所はわりと空いている時期でした。

教習所の仕組み、授業の回数、実地試験の回数など何も知らなく、とにかく言われるままに授業を受け教習所の車を運転するのが精いっぱいでした。仮り面の後に学科のテストがあるなんて事も全く知らず、勉強をしていなかった私は当然落ちてしまいました。

誰かと一緒に通い、情報交換ができればもうちょっと要領よくできたのかもしれませんが当時は全く情報交換のできる友達はいなく、担当の指導教官も無口な方で運転の仕方以外は何も教えてくださる事はありませんでした。

学校を終えた後にすぐに自動車学校に通い、バイトに遅刻していくという生活が結構続きました。もう嫌で嫌で何度も挫折しそうになりました。しかしそれでも何とか自動車学校での授業は全部クリアする事ができ、後は免許センターでの最終試験だけです。この時は短大受験以上の勉強をしたと思います。1発で受からないと、という思いでいっぱいでした。その甲斐あって無事合格する事ができ、晴れて車の免許を持つ事ができました。

あの学科試験のひっかけ問題などの難しさ、あの時の若い脳だったからこそクリアできたのだと思います。現在当時の母の年齢になっていますが、今から勉強なんてとても無理です。あの時教習所に通わせてくれた母には感謝しています。免許を取る事によって人生がもの凄く変わりました。