事故を起こす人が少ない教習所
私が通った教習所は、東京のど真ん中の狭い土地にあったので2階建てでした。
ちょうど2階への坂が坂道発進の練習場所になるのですが、中にはうまく発進できず、かなりダーッと下がっていく車を見たこともありました。
ある意味、坂が長い方が安心でもありますが・・・。
1階にクランクやS字カーブがあり、また周囲のコースは第一段階の人達がエンジンの掛け方から教わっています。
そして2階に踏み切りや信号等の設備がありました。
教習所自体が狭いので、仮免の試験の時、カーブの所でポンピングブレーキを踏んで減速するのですが、その前の直線が短いので、学科の教官から
「とに角直線に出たら思いっ切りアクセルを踏むこと。30km出ないままカーブに入ったらアウトだから」
と言われました。
仮免の当日、私は言われた通り思いっ切りアクセルを踏み、思ったよりスピードが出たことに驚きながらもポンピングブレーキをかけてカーブを無事に曲がりました。
仮免は合格しましたが、後で教官から
「あの時40kg近く出てたぞ。まぁブレーキを上手くかけたから良かったけど(危なかった)。」
と言われました。
思いっ切り踏まないと30kgは出ないと言われたのですが・・・。
狭いなりに大変なこともありましたが、地元の人から、この教習所の卒業生には事故を起こす人が少ないと聞きました。
私は免許を取って25年以上経ちますが、未だに無事故です。